MACDの見方を理解してチャートを分析する!

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MACDは平均移動線を発展させたもので、トレンドを把握するのに有効な、
多くの人が使用している非常にメジャーな指標です。

MACDを利用する事で、トレンドの発生やトレンドの転換を察知する事ができます。

MACDの参考図
MACD
上図のローソク足チャートの下にあるのがMACDになります。

下図がMACDのみの画像です。
MACDのみ
正直、これだけ見ても一見何が何だか分かりません。
これから基本的な見方を説明していきますので、学んでいきましょう。

MACDは
・期間が違う2つの移動平均線の差を表すMACDライン
・MACDラインの移動平均線であるシグナルライン
・MACDラインとシグナルラインの差を表すヒストグラム
この3つで構成されております。

MACD
基本的な見方として、
移動平均線と同じでデットクロスとゴールデンクロスを見ます。

MACDラインがシグナルラインを下に抜けたらデッドクロスとなり、
移動平均線の時の見解と同様、売りサインと捉えます。

その逆で、MACDラインがシグナルラインを上抜けしたらゴールデンクロスとなり、
買いサインと捉えます。

ヒストグラムはMACDラインとシグナルラインの差を上下のバーで表しております。
シグナルラインよりもMACDラインが上にあると上向きのバーで表され、
シグナルラインよりもMACDラインが下にあると下向きのバーで表されます。
MACDとシグナルラインが重なる(同じ値になる)とバーは表示されません。
MACD
次に、上図で赤まるで囲ってある部分に注目してください。
0.000を軸にした+-の数字が表示されております。

これは、現在の価格が平均値に対してどれくらい離れているかを
Pipsで表しており、ちょうど0の部分(上図で言うと0.000の所)は売りと買いのバランスが均衡状態であり、値は横ばいに推移します。

0.000より上の部分(数字が+の所)でMACDが推移している場合は強気相場である事を示しており、価格が上昇基調であると捉える事ができます。

逆に、0.000より下の部分(数字が-の所)でMACDが推移している場合は弱気相場である事を示しており、価格が下降基調であると捉える事ができます。

MACD
上図を参考に流れを見てみましょう。

レートはマイナス圏である弱気相場から上昇の傾向を見せ、平均値である0付近でゴールデンクロスが発生し価格が上昇、その後+圏の強気相場へと向かいました。(上昇トレンドの発生)

その後、プラス圏の強気相場にてMACDラインが下降を始め、デッドクロスが発生。
値の上昇は落ち着き始め、0ラインに収束していきます。

その後、このまま0ラインを越えてマイナス圏に向かう場合は下降トレンドの可能性が、
逆に、再上昇をしてプラス圏に留まる様でしたら、強気相場が継続しているという事が
推測されます。

この様に、上昇基調なのか下降気味なのか、トレンドがどれ位で落ち着き、レートの反転をし始めるのかを推測する事ができます。

注意点として、0から離れた場所でのゴールデンクロスやデッドクロスと、
ゴールデンクロスやデッドクロスの角度が低いケースは信頼度が低いので注意が必要です。
逆に言うと、0付近で発生したゴールデンクロスやデッドクロスはトレンド転換のサインとして比較的有効になります。もちろん、100%確実なサインは存在しませんのでその点はご注意ください。

また、ゴールデンクロスやデッドクロスが発生したからと言って
必ずしも、その通りの値動きになるとは限らないので注意が必要です。

MACDの特徴として、トレンドの発生やトレンドの転換を察知できますが、揉み合いの相場には不向きです。

役割を理解しながら、他のテクニカルと併用して有効に活用していきましょう。

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